コラム
2020.11.28
【秋田市新築コラムVol.600】屋根について考えよう③片流れ屋根
秋田市で新築住宅をご検討中のみなさま、こんにちは(。・ω・。)
秋田市で洋風注文住宅を手がけている
秋田ホームのコラム担当 田中です。
過去2回のコラムで、住宅にとってとても重要な「屋根」について書かせていただきました。
《前回のコラムはこちらから↓
【秋田市新築コラムVol.594】屋根について考えよう①
【秋田市新築コラムVol.597】屋根について考えよう②切妻屋根》
今回は新築住宅の「片流れ屋根」について書いていきたいと思います。
片流れ(かたながれ)屋根とは、1方向だけに勾配を付けた屋根のことをいいます。
住宅の屋根が一方だけに傾斜したものなので、屋根組みはとてもシンプルで見た目が良く、デザインにこだわりのある人に人気があります。
こうしたシンプルな形が好まれるのは、建物本体の外観や造りが伝統的なものよりも、
モダンなものが多くなっているため、そのようなデザインの新築住宅との相性がいいためだと思われます。
秋田ホームでもNATUL modernでは片流れ屋根を採用しています。
片流れ屋根は一方向にだけに傾斜しているので、構造がシンプルで施工がしやすいという特徴があります。
従来は比較的小さな住宅や物置などで用いられてきました。
確保できる新築住宅の面積が小さい時や、平屋の新築住宅を建てるときは、建物の面積を最大限利用できます。
片流れ屋根はシャープで個性的な外観となり、スタイリッシュな外観としてモダンな新築住宅をお考えの方にオススメです。
また片流れ屋根は雨水の流れがよく、採光なども取りやすいという利点があります。
片流れ屋根にすることによって、屋根の直ぐ下の空間、いわゆる屋根裏空間を有効活用しやすいことも大きな魅力となるでしょう。
勾配天井にすると、開放的な空間を作ることもできますし、高い位置に窓を作ることにより太陽の光がより入る造りにすることもできます。
ただ片流れ屋根は、一方向に屋根があることから、軒先のない壁面は雨風や紫外線の影響を受けやすいというデメリットがあります。
また、屋根からの雨水を集めて地面まで流してくれる雨樋という物があるのですが、
片流れ屋根の場合屋根に当たる雨水も、切妻屋根とは違い分散せずに一方向に流れるので、屋根や雨を受ける雨樋が劣化しやすいという点もあります。
屋根は新築住宅のデザイン性を左右する大きなポイントになるので、
その土地の風土や屋根の特徴、デザイン性などよく考えながら選択する必要があります。
もしどのような屋根形状にするべきか悩んだ場合は、秋田ホームに是非ご相談ください。
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