コラム
2019.11.15
【秋田市新築コラムVol.465】冬に実感!断熱材の大切さ➁
秋田市で新築住宅をご検討中のみなさま、こんにちは(。・ω・。)
秋田市で洋風注文住宅を手がけている
秋田ホームのコラム担当 田中です。
前回のブログで、新築住宅を建てる際には断熱材が重要というお話しさせていただきました。
前回のコラムはこちらから→《秋田市新築コラムVol.462】冬に実感!断熱材の大切さ①》
住宅の断熱材には色々な種類があり、それぞれに特徴があります。
前回のコラムで、今回は断熱材の種類について掘り下げるとお話ししていましたが、
その前にまず新築住宅の断熱工法について触れていきたいと思います。
住宅の断熱工法には、主に「外張り断熱工法」と「充填断熱工法」の2種類があります。
この2種類の大きな違いは「建物のどの部分に断熱材を設置するか」ということです。
外張り断熱工法とは、
柱などの構造材の外側にボード状の断熱材を張り付ける工法です。
断熱材が切れ目なく連続し、安定した高い断熱性・気密性が実現できます。
外張り断熱では柱の外側で断熱するので、夏・冬を通して壁体内も室内と近い環境になります。
そうすることで室内との温度差が少なくなり、壁体内の結露の可能性も少なくなります。
結露が多いと木材がカビたり腐ったりしてきますので、結露を抑えられると木が傷みにくいので住宅が長持ちします。
また構造躯体の外側から張り付けるため長持ちしやすい、施工が比較的容易、断熱材が途切れないため隙間ができにくいなどのメリットがあります。
充填断熱工法とは
充填断熱とは断熱材を壁の内部に入れる工法で、最も一般的な断熱工法です。
壁の内側の空いているスペースに断熱材を充填するため、柱などとの間に隙間ができないように工夫する必要があります。
また、繊維系の断熱材は水蒸気を通しやすく、壁内部の結露が生じやすいため防湿フィルムと呼ばれるシートを施工する必要があります。
充填断熱工法の最大のメリットは価格が安いことが多い、という点です。
また経年劣化しにくいので断熱性能が安定しています。
ただし、使用する断熱材によって変動はしますので、必ずしも充填断熱工法イコール安いというわけではありません。
一般的にグラスウールの価格が安く、それを充填断熱工法(内断熱)で施工すれば安価に断熱施工できるので価格が安いことが多いです。
一般的な木造住宅においては、しっかりとした施工がされていれば充填断熱と外張り断熱にそれほど大きな差はありません。
ただ、前回のコラム冒頭でもお話させていただきましたが、
秋田市は寒い期間がとても長い地域です。
アパートにお住まいの方は結露に悩まされていらっしゃる方もいるのではと思います。
ですので、大きな差はないと言ってもとても大切な部分になりますので、新築住宅検討のさいにはよく考えていただきたいと思います。
建築面は難しくてわからない、という方であれば秋田ホームは断熱にも力を入れていますので、何でも聞いていただけたらと思います。
改めて次回は断熱材の種類についてお話していきたいともいます。
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