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2018.06.26

【秋田市新築コラムVol.220】団信に入っていれば、どんな時でも大丈夫!?

秋田市で新築住宅をご検討中のみなさま、こんにちは(。・ω・。)

 

秋田市で洋風注文住宅を手がけている
秋田ホームのコラム担当田中です。

 

前回のコラム【秋田市新築コラムVol.219】住宅ローン返済中に万が一の事が起きたらどうする!?で、
団体信用生命保険について書かせていただきました。

今回はこの保険についての注意点について書いていきたいと思います!

 

 

持病があると住宅ローンが借りられない!?

団体信用生命保険は、少し通常と違うところはあっても生命保険の一種ですから、契約する際には健康告知が必要になります。

健康告知とは、生命保険への加入を希望する方が、保険会社に自分の健康状態をあらかじめ申告することです。

生命保険会社は、その健康告知をもとに「このお客様を保険に加入させて良いかどうか?」を判断します。

基本的に団体信用生命保険の健康告知は、通常の生命保険よりも告知項目が少なく、比較的に加入しやすいと言えるでしょう。

しかしながら、病気の種類や症状、経過によっては、持病や既往症を持たれている方が団信に加入できないケースも見られます。

そして、団体信用生命保険への加入が住宅ローンの借り入れ条件になっている場合、健康状態で団体信用生命保険へ加入できないことを理由に住宅ローンの審査に通らない、ということが起こってしまいます。

 

ただし、健康状態により団信に加入できなくても、一般の団信より引受け基準が拡大された「ワイド団信」であれば加入できる場合もあります。

生命保険には引受緩和型と言って、健康状態での保険の引受け範囲を広げて緩やかにしているものがあります。

通常の生命保険に比べると保険料は割高になりますが、通常の生命保険には加入できないが保障を確保したいという方のための保険です。

団信にもこの引受緩和型の生命保険があり、これを「ワイド団信」といいます。

糖尿病、高血圧症、肝機能障害など健康上の理由で通常の団信に通らない場合でも、加入条件が緩和されたワイド団信なら加入できる可能性があります。

加入できる基準は引受保険会社によって異なりますが、引受範囲を広げて緩やかにしていることで、通常の団信よりも加入しやすいです。

 

団体信用生命保険ではカバーできないリスクがある!?

団体信用生命保険で保険金が支払われるのは、基本的に死亡・高度障害状態のときです。

特約をつけると、三大疾病や八大疾病で所定の状態に該当したときにも保険金を受け取ることができます。
ですが、それ以外にも住宅ローンを返済できなくなってしまうリスクがあります。

それは、病気やケガで長期間にわたって働くことができなくなってしまった場合です。

もちろん短い期間のみであれば、有給休暇や傷病手当金といった制度を活用しながら、貯金を切り崩して急場は凌げるかもしれません。

とはいえ、その働けない期間が長期間に及び、収入が大幅に減少したなかで、毎月の住宅ローンを返済し続けていくことはかなり難しいと思います。

 

そのような病気やケガで働けなくなったときの収入減に備えて、就業不能保険に加入しておくのは1つの方法だと言えます。

就業不能保険は、病気やケガで働けない状態に陥ったときに、毎月給料のような形で保険金を受け取れる保険です。

マイホームの購入を機会に、団体信用生命保険でカバーできない部分を補完する意味で、就業不能保険も検討してみると良いかもしれません。

 

 団体信用生命保険じゃないほうが「オトク」な場合がある!?

先ほど少し触れたように、団体信用生命保険の保険料は「ローンの金利に上乗せ」という形が一般的です。

なので、基本的には年齢や健康状態に関係なく、保険料や保障内容が設定されると言えます。

その一方で、民間の生命保険では年齢や健康状態に応じて、保険料や保障内容は大きく変わってきます。

民間の生命保険の場合、若くて健康な方であれば割安の保険料で手厚い保障を準備することができるのです。

最近では、タバコを吸っていない方はより保険料が割安になる「非喫煙割引」などが適用される生命保険も増えてきています。

このような団体信用生命保険と通常の生命保険の違いを踏まえると、特に40代以下の健康な方は団体信用生命保険よりも通常の生命保険で万が一の備えをしたほうが、抑えた保険料で手厚い保障を用意できるケースも少なくないと言えそうです。

 

民間の住宅ローンの場合、保険料が住宅ローン金利に含まれていることがほとんどです。

そのため、住宅ローンを利用する方は生命保険に加入していることをあまり意識していない方も多くいらっしゃると思います。

すでに生命保険に加入している方で、その保険に住宅資金の保障額も含まれているなら、保障が重複していることになります。

ですので、住宅ローンで団信を利用する際には、加入している保険の見直しをすることをお勧めします。

 

住宅ローンを組むときは、上記のことを注意して、金融機関と話を進めていただきたいと思います。

 

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